恐怖の廃校 ~9~
賢治と美佐の2人は春花が言ってた事を考えながら歩いていた。
あの春花があれほど怯えて震えているのを今まで一度とだって見た事はない。それがなりふり構わず泣き叫びながら助けを求めてきたのだ。とても芝居とは思えない。と言う事は本当に・・・。
でも、ここは出るとうわさされている階とは違う。でも、春花は見たと言う。じゃあ、じゃあ、春花が見たのが本当だとしたら・・・。
美佐は怖くなってきた。
見ると賢治も真っ青な顔で怯えまくっている。
「け・・・賢治。どうかしたの?」
「あ・・あ・・あれ・・・。」右手の指を前に向かって指した。しかし、それ以上は何も喋ろうとはしない。いや、喋る余裕がないようだ。
美佐は嫌な予感に怯えながら賢治が指した方向を見た。
キャーーーーー!!
建物内に美佐の悲鳴が響き渡った。
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