恐怖の廃校 ~4~
ポタポタ落ちる雫はシーンと静まり返った教室内に不気味に響いて、春花と瑠璃はさらに怖くなった。
「春花さん、これからどこに行けば?」
「そ、そんなの自分で考えればいいでしょ?私あの馬鹿、肇を探しに行くわ。」
「えっ?じゃ、じゃあ、私は?」
「あんたは他のみんなを驚かしてよ。その為に呼んだんだから。いい?分かった?」
「う、・・・うん。」
春花はそれだけ言うと慌てて教室内を出て行った。その場所から逃げ出すように―――。
しかし、それがこれから起こる本当の恐怖の始まりとは知らずに―――。
一人その場に置き去りにされた瑠璃は、真っ青な顔で椅子に座っていた。
「私一人でお化けやるなんて・・・。」
独り言をブツブツ言っていると誰かが歩いてくるような音が遠くの廊下から聞こえてくる。
どうやら肝試しにやってきた誰かのようだ。
そう思った瑠璃は自分も怖くて仕方がないけど、和彦と梨絵、賢治と美佐、博人と良子達のうちの誰かだろうと不気味な音を立てる準備とお化けの格好に着替えてジッと待った。
しかし、しばらくたっても足音は聞こえるけれど、人の声が全く聞こえてこないことに少し不安を覚えた瑠璃は、相手からは見えないようにこっそりと廊下を覗き込んだ。
「ヒッ!!」
彼女が見たそれは――――。
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